不動産屋直伝!お部屋探しのコツ!2019年春福島版

お部屋探しのコツ2019年春版として2019年1月から3月までのシーズンにお引越しされるお客様の参考になればと思い、記事を書かせて頂きました。興味のある方は閲覧下さい。

●賃貸物件の空室について

震災直後、建物の破損状況が酷く住むことが難しいような賃貸物件も修繕及び建て替え作業なども進み市場に提供されるようになってきました。また住宅メーカーの建築ラッシュはピーク時よりも落ち着いてきたものの未だに続いているため空室量としては倍増する勢いで増え続けています。

<郡山市の空室量>※当社調べの数字ですのであくまでも参考程度に閲覧ください。

マンモスネット掲載件数⇒1,622件※12月14日現在で登録されているのべ件数

SUUMO掲載件数⇒9,978件※12月14日現在で登録されているのべ件数

CHINTAI掲載件数⇒3,585件※12月14日現在で登録されているのべ件数

全国賃貸不動産管理業協会の講習にて報告された空室件数⇒約1600件


<2017年の賃貸物件登録数>
SUUMO掲載件数:郡山市で約6,400件※2017年6月のSUUMO掲載分となっています。

2017年6月⇒2018年12月の1年6か月で登録件数が約3300件増加、倍率で1.5倍に増加したことになります。

●賃貸物件の空室が増えた背景

震災後、浜通りの被災地域の方々が郡山市に移り住んできました。また復興住宅の建設や除染、復興事業にかかる業種の方が相当数に郡山へきたわけですが、地元にもどった方、また復興事業がひと段落したため関連企業が郡山市から撤退していっておりその方々が住んでいた賃貸物件が空室となって市場に出てきている状況です。

●賃料相場が下がり続ける!?

物件の新築と人が流出が多すぎるため空室の全体量を把握するのが難しいのが実情です。ただ供給過剰の状況は変わらず賃貸物件をうめるための入居者獲得競争は一気に激化する様相を見せています。
現在、大手住宅メーカーを中心に数年前で考えられなかった新築物件の賃料値下げや家賃のフリーレントが実施されており「背に腹はかえられない!!」という戦々恐々な自体です。
毎月、毎週といったペースで家賃の値下げ、初期費用の緩和、はたまた仲介業者(不動産業者・紹介業者)へのノベルティの実施など身を切る闘いが行われております。

●2019年春のお部屋探しのコツは?

3点を考慮するとお引越しをご検討中のお客様に以下のことをコツとしておすすめしたいと思います。

①新築物件であったとしても家賃交渉など条件交渉が可能です!!

②お部屋を探すタイミングはピークをずらして早めか遅めの選択がベスト!!

③ネットで探さずにあえて相談できる不動産屋さんにお願いする!!

新築物件は貸主や管理会社としては、強気に募集をかけたいところですがお客さんが少なくて頭を抱えているのが実情です。
失礼のない話の出し方で腹を割って相談すれば新築物件であったとしても家賃交渉は十分に可能です。

当社でも気兼ねなく話を出してもらえればそれなりに柔軟な対応ができると思います。

また引越を考えている方で時間的に余裕がある方は早めに動くかまたは引越シーズンからずらして部屋を探すのが良いと思います。
ここは結構重要なポイントでただでさえ空室が多すぎてどこの不動産屋も賃貸物件の空室情報の管理が煩雑になってしまいます。

「こういった物件を探している!」といったお客様の情報を聞いても情報の整理が追いつかず適確な提案やお手伝いが難しい状況が出てくると思います。そういった意味ではじっくりと部屋を探すにはシーズンからずらした方が良いと思います。
また条件交渉をするにあたっても時期をずらした方が有利に話を進めることができるでしょう。

最後にネットで探さずにあえて不動産屋を足を使ってまわることをおすすめしたいと思います。

これは前述したとおり引越シーズンにはネットの情報も更に増えますが多すぎるせいでネットを見ること自体が大変であること、また空室情報を多すぎるためにネットに流れない情報が相当数出ることを考慮すると直接足を使って動くことである意味最新の賃貸情報やお得な賃貸情報に出会える可能性が高くなると思います。


3月にお引越しをしなければならない!といった時に12月中に不動産屋をまわって情報を集めて頼れそうな不動産屋さんから直接情報を受け取りながらお部屋を探すというのがベストな方法だと思います。

最後まで閲覧頂きましてありがとうございました<(_ _)>。。。皆さまのタメになる不動産情報を発信していければと考えておりますので今後とも弊社をご愛顧のほどよろしくお願い致します。